新型コロナ：北中部の市中感染、対策違反の感染者を刑事処分へ [社会]

　北中部地方ゲアン省ビン市ハーフイタップ街区(phuong Ha Huy Tap)在住の女性が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に違反し、市中感染を引き起こしたとして、同市警察は14日、刑事事件として立件することを明らかにした。

　美容師のN・T・Mさん(女性・22歳、北中部地方ハティン省出身)は5日にゲアン省と隣接するハティン省に帰省し、地元で男性2人と接触した。さらにMさんは5日から11日にかけて、ゲアン省ビン市の複数の場所で多くの人々と接触していた。

　その後、地元ハティン省で接触のあった男性2人の感染が判明したことから、12日に保健当局に健康申告を行い、翌13日に新型コロナウイルス検査で陽性判定が出た。

　Mさんは行動歴を詐称し、接触者の追跡に協力していなかったという。

　警察はこの事件について、少なくとも2～3人を容疑者として特定し捜査すると発表した。容疑者らは刑事法第240条に触れ、「危険な感染症を他人に感染させた容疑」で捜査を受けることになる。

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