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[社会]

ハノイ:白昼の銀行強盗事件、宅配会社元社長に禁固23年の判決

2021/07/27 02:31 JST更新

(C) tuoitre
(C) tuoitre
 ハノイ市ドンダー区ランハ街区(phuong Lang Ha)フイントゥックカン(Huynh Thuc Khang)通りにあるベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)の支店で2020年7月に発生した強盗事件で、同市人民裁判所は23日、被告2人に有罪判決を下した。

 主犯格のホアン・ゴック被告(男・43歳、ハノイ市ホアンキエム区在住)は強盗罪で20年、軍用兵器の違法所持・使用罪で3年の計23年の禁固刑を言い渡された。同じ罪に問われていた共犯のフン・フウ・マイン被告(男・24歳、ハノイ市バーディン区在住)は計20年の禁固刑だった。

 民事賠償について、裁判所は2人に対し、BIDに1500万VND(約7万2000円)、その保険会社に1億8800万VND(約90万円)を支払うよう命じた。

 ゴック被告は宅配会社「GNNエクスプレス(GNN Express)」の社長を務めていた。ゴック被告は2018年に経営が破綻し多額の借金を抱え、家族と友人の助けを借りて2020年までは何とか凌いでいたが、苦しい状況の中で銀行強盗を企み、同じくお金が必要だった知人のマイン被告と共謀した。

 2人は2020年7月27日午前10時ごろ、マスクを着用して店内に押し入ると、ゴック被告が拳銃を、マイン被告が偽の爆弾を取り出して、ゴック被告が威嚇発砲し、現金9億4200万VND(約450万円)を奪った。その後、現金自動預け払い機(ATM)で現金を引き出していた市民のバイクを奪って逃走。2人は数日後にそれぞれ別の場所で逮捕された。 

[Tuoi Tre 14:42 23/07/2021, A]
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