クラスター発生のベトドク病院に罰金、ハノイ市内の接触者1000人以上 [社会]

　ハノイ市ホアンキエム区にあるベトドク(越独)友好病院で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(集団感染)が発生し、3日午後6時までに33人の感染が確認された。同市保健局が同日に明らかにした。

　33人のうち26人(ハノイ市民と、同病院を受診した他省・市の住民)がハノイ市で確認された。このほか、北部紅河デルタ地方ナムディン省で3人、北中部地方ハティン省で2人、北部紅河デルタ地方フンイエン省で1人、北部紅河デルタ地方ハイズオン省で1人がそれぞれ確認された。

　ホアンキエム区人民委員会は3日夜、感染が発覚したにもかかわらず管轄当局に迅速に報告しなかったとして、同病院に1400万VND(約6万9000円)の罰金を科した。

　新型コロナウイルス感染症が2020年年初にベトナム国内で発生して以来、新型コロナ対策違反で病院が行政処分を科されたのはこれが初めて。

　なお、ハノイ市当局は、同クラスター関連の接触者1000人以上を集中隔離施設に移送している。

このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。