VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[社会]

農村部の「きれいな水」普及率、45年までに100%目指す

2021/12/27 04:28 JST更新

イメージ写真
イメージ写真
 農業農村開発省はこのほど、国連児童基金(UNICEF)と協力し、2045年までを視野に入れた2030年までの農村での浄水供給・衛生に関する国家戦略を発表した。

 戦略によると、2030年までに農村部人口の65%が基準を満たしたきれいな水を使用し、家庭・学校・診療所の100%に衛生的なトイレを設置する。

 また、2045年までに農村部住民の100%が基準を満たしたきれいな水を使用し、農村部の住宅区の50%で排水回収システムを整備する。

 2020年までの農村での浄水供給・衛生に関する国家戦略の成果について、2010~2020年の実施期間を経て、これまでに農村部住民の88.5%が清潔で衛生的な水を使用している。このうち51%が保健省の基準「QCVN 02:2009/BYT」を満たしたきれいな水を使用しており、農村世帯の75%に衛生的なトイレが設置されている。

 衛生的な水の使用率は高水準となっている一方、基準を満たした水の使用率は51%に留まっている背景には、農村部での給水が公的予算に依存しており、予算が限られていることがある。

 農業農村開発省は農村での浄水供給・衛生の向上に向けて、関連省庁や地方自治体と連携し、資金配分や技術的支援、給水施設管理の指導を行うなどして事業を効率化するとともに、UNICEFも同事業の実行において引き続きベトナムを支援していく。 

[Bnews 14:07 22/12/2021, A]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる