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[社会]

新型コロナの風土病扱いは時期尚早、WHOベトナム代表

2022/03/25 17:35 JST更新

(C) vnexpress
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 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を風土病(エンデミック)として扱うことについて、世界保健機関(WHO)ベトナム事務所のパク・キドン代表は、パンデミックは年内に終息する見通しであるものの、今の状況下では新型コロナをエンデミックとして扱うべきではないとの見解を示した。

 これは、同氏が23日にVNエクスプレス(VnExpress)のインタビューで発言したもの。

 同氏は、「各国は、新型コロナをエンデミックとして扱って対策を放棄すべきではない。社会的弱者を保護し、医療システムの過負荷を防ぐために、持続可能な対応措置に移行して長期的な準備を整える必要がある」とコメントした。

 ベトナム国内ではテト(旧正月)明けから新規感染者数が増加傾向にあるものの、ほとんどが自宅療養の軽症者で、重症化率と死亡率は低下の一途を辿っている。WHOによると、国内では約190万人が隔離、監視、または治療を受けており、このうち約2.2%にあたる4000人以上が酸素治療を必要としている。

 パク氏は、重症化率と死亡率は低下しているものの、感染者数が多すぎると医療システムが過負荷になる恐れがあるため、感染疑い者の検査や感染者の隔離、ワクチン接種、マスク着用などの対策を継続すべきだとアドバイスした。 

[VnExpress 10:00 24/03/2022, A]
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