ベトナム人科学者、英国王立航空協会の賞を初受賞 [社会]

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　ベトナム人のグエン・フィエン・ドゥック博士はこのほど、英国の航空技術に関する学術団体である王立航空協会(Royal Aeronautical Society＝RaeS)から「若者功労賞(Young Persons’ Achievement Award)」を受賞した。

　ベトナム人が王立航空協会から賞を受賞するのは今回が初めて。「若者功労賞」は同協会が30歳未満の科学者に授与する賞で、今年の受賞者はドゥック博士のみだった。

　ドゥック博士は1995年生まれの27歳で、出身はハノイ市。ハノイ・アムステルダム専攻エリート高校(Hanoi-Amsterdam High School for the Gifted)で物理学を専攻し、2年生課程を修了後、英国の高校に編入。2019年にブリストル大学の航空工学部を卒業し、2021年に同大学の航空宇宙工学科の博士課程を修了した。

　執筆した複数の論文が、権威ある国際的な学術雑誌に掲載されており、航空技術の研究で数々の実績を残している。主な研究テーマは、飛行制御と航空宇宙産業で使用する複合材料の製造における自動制御。

　なお、王立航空協会の賞は、世界の航空産業に大きく貢献した者を表彰する世界で最も歴史が長く権威のある賞として知られている。

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