公務員採用に「予備試験」導入、24年8月から [社会]

　政府は、「公務員採用品質検定」について規定した政令第6号/2023/ND-CPを公布した。

　同検定試験は、採用試験による公務員採用希望者について、各機関での採用試験の前に、必須の基礎知識を有しているかを評価・認定するもの。内務省が所管し、毎年7月と11月の2回、検定試験を実施する。

　満18歳以上でベトナム国籍を有し、適した学歴・資格を有することなどが受験資格で、ベトナムに居住していない、民事行為能力を有さない、刑事訴追されているなどの場合は受験できない。

　検定試験はパソコンを使って実施され、思考力や応用力、ベトナムの政治システムに関する基礎知識、公務員の権利・義務・倫理、社会・文化・歴史的知識などを評価する。

　専門学校・短大卒水準以上の学歴が求められる職位では80問、同じく大卒水準以上では100問を解答し、50％以上の正答で合格となる。検定結果は24か月間有効で、公務員希望者は、この期間内に全国各地の公的機関の採用試験を受験することができる。

　2024年7月31日まで実施される現在の1次試験に代わる試験制度となり、2024年7月31日までに品質検定試験をパスした者は、1次試験の受験が免除される。2024年8月1日からは、検定試験をパスした者しか公務員として採用しない。

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