ドンナイ大学の元学長を逮捕、職権乱用容疑で [社会]

　東南部地方ドンナイ省警察は6日、ドンナイ大学元学長のチャン・ミン・フン容疑者(男・58歳)と同大学元財務計画部長のファン・バン・タイン容疑者(男・64歳)を公務執行上における職権乱用の容疑で逮捕した。

　警察は同日午前、2人の自宅を家宅捜索し、証拠物件として多数の書類を押収した。フン容疑者らは、同大学の収支について不正を働いたとされている。フン容疑者は同大学の共産党委員会副書記(2015～2020年任期)を務めていた。

　警察は他にも多くの教職員が同事件に関与したとして捜査範囲を拡大している。

　同省の監査機関は1年近く前、収支に関する書類が不十分であることや、規定違反の報酬支払いなど、同大学が予算法と汚職防止法に違反したと指摘した。監査機関から送致された書類を踏まえ、警察は捜査を経て2人の逮捕に至った。

　ドンナイ大学は2010年の設立で、同省の唯一の公立大学として知られている。前身はドンナイ師範短期大学で、教育関連の専攻を中心に8700人の大学生を受け入れている。

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