国家統一試験の試験中に問題流出、受験生を在宅起訴 [社会]

　今年度の高校卒業兼大学入学統一試験(国家統一試験)の試験中に問題用紙を外部に流出させたとして、受験生だったゴ・ホン・アイン容疑者(女・21歳、西北部地方イエンバイ省イエンバイ市在住)が在宅起訴された。イエンバイ省警察が明らかにした。

　同容疑者は刑事法第337条に抵触し、国家機密情報漏洩の容疑で捜査を受けている。

　これまでの捜査結果によると、アイン容疑者は6月28日、イエンバイ市の試験会場で数学の選択式試験を受けた。試験時間の3分の2が経過した頃、隠していたスマートフォンで問題用紙を撮影し、知人3人に送信して解答を依頼した。

　同容疑者が撮影した写真はその後、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に拡散され、大きな話題になった。

　イエンバイ省警察は、同容疑者の行為は試験の全体的な結果に影響を与えなかったものの、国家機密情報漏洩に当たるとして捜査に乗り出した。

　なお、国家統一試験の問題用紙は非公開で、「丸秘」レベルの国家機密文書として取り扱われることになっている。5月19日付けの首相決定第531号/QD-TTgでは、機密保持期間は、選択式試験が試験時間終了まで、記述式試験が試験時間の3分の2の終了まで、と規定されている。

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