ビンズオン省：死者32人を出したカラオケ店火災、元消防官2人を新たに起訴 [社会]

　東南部地方ビンズオン省トゥアンアン市アンフー街区(phuong An Phu, TP. Thuan An)チャンクアンジエウ(Tran Quang Dieu)通りのカラオケ店「アンフー」で2022年9月6日に発生した、死者32人を出した大規模火災に関連し、元消防官2人が新たに起訴された。

　消防官としての責任を果たさず甚大な被害をもたらしたとして起訴されたのは、ファム・クオック・フン容疑者(男)とブー・チュオン・ソン容疑者(男)の少佐2人。2人は火災が起きた当時、ビンズオン省警察傘下の消防救難警察部に所属していた。2人は今回の起訴直前に、同省警察によって人民公安としての軍籍を剥奪されている。

　これにより、同事件で起訴された容疑者の数は5人となった。5人は、上記の2人と、トゥアンアン市消防警察の元隊長で中佐のグエン・ズイ・リン容疑者(男)と元隊員で大尉のグエン・バン・ボー容疑者(男)の消防官計4人と、カラオケ店のオーナーであるレ・アイン・スアン容疑者(男性・43歳)。

　以前の報道によると、同カラオケ店は2015年12月に事業許可を取得。2017年2月、ビンズオン省警察から防火設計の認証を取得しており、基準を満たした防火システムを備えていた。また、2019年、2021年、2022年の3回の防火設備検査ではいずれも規定をクリアしていたという。

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