カマウ省：ベトナム戦争の戦勝遺跡地区が完成 [社会]

　南部メコンデルタ地方カマウ省人民委員会は15日、チャンファン村でダムゾイ・カイヌオック・チャーラー(Dam Doi - Cai Nuoc - Cha La)戦勝遺跡地区の完成式を開催した。

　同戦勝遺跡地区は面積約3万m2で、戦勝記念碑(高さ15.3m×幅16.4m)や屋外の展示・活動スペース、烈士記念碑、歴史を記した記念碑、伝統的家屋など多くの施設が設置された。投資総額は約1000億VND(約5億7800万円)。同遺跡は2016年に文化スポーツ観光省によって国家級遺跡に指定されている。

　同地区では1963年11月23日、第9軍区共産党委員会とカマウ省共産党委員会、作戦司令部の指導の下、ベトナム軍と地元住民がカイヌオック・ダムゾイ地区とチャーラー基地を攻撃し、敵の空挺大隊と主力部隊を殲滅した。敵兵1000人余りを戦闘不能にし、航空機19機を撃墜し、多くの武器や装備などを奪取した。

　カマウ省人民委員会のゴ・ブー・タン副主席は、「この戦勝遺跡は、人々の学習や文化活動、観光の場となり、地域の経済社会発展に貢献するほか、後世にわたり歴史教育と愛国の伝統を伝えるための重要な拠点になる」と述べた。

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