[社会]
	中部の大規模洪水、死者数が38人に増加 6人が依然行方不明
    2025/11/04 15:04 JST更新
	
)  (C)PLO  | 
 農業環境省によると、10月末から中部で断続的に発生している豪雨と、これに伴う洪水により、11月3日午後5時までに、38人が死亡し、6人が依然として行方不明となっている。また、負傷者数は76人に上っている。
 地域別の死者数の内訳は、北中部地方フエ市が15人で最多となっており、以下、南中部地方ダナン市が13人、北中部地方クアンチ省が7人、南中部地方ラムドン省が3人と続いた。
 中部各地で多くの人命が失われただけでなく、ダナン市、南中部地方クアンガイ省、フエ市では土砂崩れなどで、100軒以上の家屋が倒壊した。冠水被害は深刻で、フエ市では5万5000軒、クアンチ省とハティン省(いずれも北中部地方)では計9000軒が浸水した。浸水した稲作地・農作地は8209ha、死亡した家畜・家禽は6万7010頭・羽だった。
 土砂崩れなどの影響で、国道の46か所が現在も通行止めとなっている。ダナン市ではこれまでに51万4574戸の電力供給が復旧したが、依然として、5万2216戸が停電となっている。
 なお、1日にはフィリピンの東で新たな台風(アジア名:カルマエギ、日本では台風25号)が発生しており、間もなくベトナムで台風13号になる見通しだ。カルマエギは西寄りに進み、7日にかけてベトナム中部に到達すると予想され、中部各地の住民は引き続き警戒が必要となる。 
    	
    	[PLO 20:48 03/11/2025,U]
        © Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。