[社会]
中部の豪雨・土砂崩れで21人死亡・行方不明
2025/11/21 06:44 JST更新
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農業環境省によると、20日午前8時30分までに、中部地域の豪雨と土砂崩れにより計21人が死亡した、または行方不明となった。
内訳は、死者16人(◇南中部地方カインホア省:11人、◇北中部地方フエ市:2人、◇南中部地方ダナン市・同ダクラク省・同ザライ省:それぞれ1人)、行方不明者5人となっている。
家屋への被害も大きく、91軒が損壊し、4万3282軒が冠水した。北中部地方クアンチ省、フエ市、ダナン市、南中部地方クアンガイ省、カインホア省、ザライ省、ダクラク省、南中部地方ラムドン省の各省・市では、1万7669世帯の4万6769人が安全な場所へ避難した。
各国道の47か所が土砂崩れや冠水により通行不能となっている。土砂崩れにより、国道27C号線のカインレー峠(カインホア省)、国道20号線のプレン峠(ラムドン省)などが寸断されている。特に、国道20号線のミモザ峠(ラムドン省)では、約70mにわたり道路が崩落し、深さ約40mの断裂が発生した。
クアンチ省とカインホア省では、延長650mの護岸が損壊した。カインホア省のヌオックゴット湖ではダムの防波壁約150mが破損し、下流側の約1万m2が侵食された。堤防については、3級~特級の堤防では重大な損傷は確認されていないものの、一部区間で冠水が続いている。
国立水文気象予報センターによると、ダクラク省のバー川は1993年の記録を1m以上上回る水位に到達し、ザライ省のコン川はレベル3の警戒水位を約1m超過した。カインホア省では、ジン川、カイ川がレベル3の警戒水位を超過し、一部地点では1986年の記録を超えた。
土壌の含水率が85%以上に達し、極めて不安定な状態となっており、わずかな雨でも大規模な土砂崩れが発生する恐れがある。
フエ市からラムドン省にかけての地域では、鉄砲水や地滑りのリスクが非常に高いという。ダクラク省やザライ省からカインホア省にかけての河川の流域では、広範囲の冠水が数日間続くと予想される。
[Quan Doi Nhan Dan 11:56 20/11/2025 / PLO 20/11/2025, A]
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