[社会]
ゲアン省:絶滅危惧種のアジアゴールデンキャットを初めて撮影
2025/12/24 04:29 JST更新
) (C) dantri |
北中部地方ゲアン省のプーホアット自然保護区の責任者であるグエン・バン・シン氏は17日、生きた野生のアジアゴールデンキャット(ベトナム語名:ベオルア=Beo lua、学名:Catopuma temminckii)の姿をカメラトラップ(自動撮影カメラ)で初めて捉えることに成功したと発表した。
同保護区の60か所余りに計120台のカメラトラップを設置して、2か月以上にわたって調査やモニタリングなどの研究を続けた成果だとしている。
シン氏によると、今回の撮影記録は同保護区におけるアジアゴールデンキャットの分布と生息を裏付けるもので、この動物に関するこれまでの科学的データを補強し、新たな知見を追加するものだという。
アジアゴールデンキャットは、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(VU=危急種)に分類されている。広く分布しているが極めて希少で、過去30年間で個体数が80%以上減少したと推定されている。
ベトナムの科学文献によると、アジアゴールデンキャットの存在は旧イエンバイ省、西北部地方ラオカイ省、西北部地方ソンラ省、旧ホアビン省、北中部地方ハティン省、旧クアンビン省、旧クアンナム省で確認されている。
[Dan Tri 22:27 17/12/2025, O]
© Viet-jo.com 2002-2025 All Rights Reserved.
このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。