[社会]
ベトナム、ニパウイルス対策強化 監視徹底と感染管理を指示
2026/01/29 06:50 JST更新
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保健省傘下の疾病予防局は27日、各衛生疫学研究所やパスツール研究所、検疫業務を行う各省・市の保健当局宛てに、ニパウイルス感染症の監視・予防対策を強化するよう求める緊急公文書第112号/PB-BTNを送付した。
この背景には、インドでニパウイルス感染症の感染者が確認されたことがある。ベトナム国内への感染リスクを踏まえ、疾病予防局は関連機関に対し、予防策を一体的に実施するよう要請した。
同局は関連機関に対し、国境検問所、医療施設、地域社会における監視体制の強化を促した。具体的には、世界の感染状況を継続的に把握するほか、入国者の健康状態の監視を徹底し、感染疑い例を早期に発見するなどの対応を求めた。
医療施設は、医療従事者および感染者の濃厚接触者に対する防護の徹底と、診療・治療過程における院内感染対策を強化する必要がある。
各地方自治体は、ニパウイルス感染症の予防計画を策定し、医療従事者向けの研修を実施するとともに、住民への情報発信を強化し、過度な不安を防ぎつつ、主体的な予防行動を行うことが求められる。
各衛生疫学研究所およびパスツール研究所は、専門的な指導・研修支援の強化、検体の採取・保存・輸送・受領に関する規定の順守を徹底するほか、迅速対応チームを再点検・強化し、感染疑い例や感染確定例が発生した際に即応できる体制を確保しなければならない。
なお、ニパウイルス感染症は「グループA(特に危険な感染症)」に分類されている。致死率が40~75%と極めて高く、有効なワクチンや特異的な治療薬も存在しない。感染は主に動物から人へと広がり、感染動物との接触や汚染された食品・物品を介して起こるほか、患者の分泌物などを通じた人から人への感染も起こり得る。潜伏期間は4~14日間で、初期症状として頭痛、筋肉痛、嘔吐、のどの痛みなどがみられる。
[LuatVietnam 16:45 27/01/2026 / Tuoi Tre 22:34 27/01/2026, A]
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