[社会]
フエ:国宝の阮朝玉座が修復完了、保護ガラス越しに公開へ
2026/06/05 13:39 JST更新
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フエ遺跡保存センターの幹部は3日、昨年5月に観光客によって破壊された国宝である阮(グエン)朝(1802~1945年)の玉座の修復が完了したと明らかにした。修復された玉座は、北中部地方フエ市内にあるフエ王宮のタイホア(太和)殿で再展示される。
玉座の修復作業は数日間にわたり行われた。招かれた職人たちは、阮朝を象徴する「唯一無二」の国宝を早期に蘇らせるため、休日返上で作業を続けた。
修復にあたっては、2015年の国宝指定申請時の状態を忠実に再現し、元の素材と互換性のある材料を使用した。現物の製作に使用された技術や材料の再使用を優先し、高い技術と経験を持つ専門家によって作業が行われた。これにより再損傷のリスクを抑え、堅牢性や耐久性を高めつつ、元の形状や美観が保たれている。
修復が完了した玉座は、タイホア殿の中央という元の位置に再び展示される。現在、同殿のセキュリティ体制が強化されており、観光客は保護ガラス越しに遠くから玉座を見学するのみで、以前のように近づくことはできなくなっている。
玉座損壊事件は2025年5月24日に発生した。同市在住のホー・バン・フオン・タム容疑者(男・当時42歳)が、警備員の目を盗んで立ち入り禁止エリアに侵入し、玉座に座って肘掛け部分を破損させた。同容疑者は器物損壊の罪により、同市警察に刑事事件として立件され、逮捕された。
なお事件後、玉座はフエ宮廷骨董博物館に移されて保管され、タイホア殿には実物大のレプリカが仮展示されていた。
[Tuoi Tre 12:18 03/06/2026,U]
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