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[社会]

婚約者の戦死から58年、80歳女性を「烈士の妻」に認定

2026/07/21 14:28 JST更新

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 南部地方タイニン省内務局はこのほど、同省バムコー村に住むグエン・ティ・レさん(女性・80歳)を、戦死したフイン・バン・クエンさんの妻と認定する決定を下した。これにより、レさんは8月から月額502万VND(約3万1000円)の手当を受給することになる。

 レさんはクエンさんと婚約していたが、婚姻届の提出や同居に至る前にクエンさんが戦死し、58年間にわたり1人で夫を弔ってきた。約10年前にも烈士(戦死者)の妻としての認定を申請したが、クエンさんの両親による関係の証明が得られなかったため、手続きが完了していなかった。

 今回、同村人民委員会がクエンさんの親族から意見聴取を行った結果、親族全員がレさんを妻と認めることに同意し、手続きのための書類に署名した。レさんに支給される手当の内訳は、遺族手当が月額278万9000VND(約1万7200円)、身寄りのない妻に対する扶養手当が同223万1000VND(約1万3800円)となっている。

 7月上旬、ホーチミン市ホアフン街区(旧10区)のレティリエン公園でクエンさんのものとみられる遺骨と遺品が発見され、認定手続きが進展した。現在、タイニン省警察がクエンさんの弟2人からDNAサンプルを採取し、身元確認のための鑑定結果を待っている。

 なお、レティリエン公園では現在、900~1000柱と推定される烈士の遺骨の捜索が行われている。今回の捜索では、これまでに100柱の遺骨と集団墓地2か所が発見されている。

 レティリエン公園はかつての「ドータイン墓地」で、1968年のテト攻勢で犠牲となった烈士の集団墓地が存在するとされている。初期調査では、米軍などの航空写真を解析した結果、集団墓地とみられる3本の溝が確認された。

 1970年代後半に墓地が撤去され、地形が変化したため、これまでの捜索は難航していたが、近年の軍事資料の機密解除により、詳細な位置の特定が進んでいる。 

[VOV 17:49 18/07/2026 / Bao Chinh Phu 17:35 18/07/2026, A]
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