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[社会]

ホアンキエム湖の大亀研究に貢献、「亀博士」ドゥック氏が死去

2026/08/12 05:19 JST更新

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 ハノイ市のホアンキエム湖に生息する大亀(シャンハイハナスッポン)の研究で「亀博士」として広く知られたハー・ディン・ドゥック博士が、7日午前4時45分、入院先のハノイ市フウギ(友好)病院で死去した。86歳だった。

 ドゥック氏は脳卒中や肝臓がんなどのため約2か月前から入院し、闘病を続けていた。

 ドゥック氏は1940年、北中部地方タインホア省スアンホン村(xa Xuan Hong、旧トスアン郡)で生まれた。1991年にホアンキエム湖の大亀を目撃したことを機に、その生態や歴史の調査に数十年にわたり取り組んだ。

 湖の環境保全活動や「道路元標(キロメートルゼロ)」の設置提案など、ハノイ市の文化の発展にも寄与し、2012年には「首都の優秀市民10人」に選出された。

 この大亀は、世界で2個体しか公式に生存が確認されておらず、極めて深刻な絶滅の危機に直面している。ベトナム国内では、2016年にホアンキエム湖の個体が、2023年にドンモー湖の個体が死亡した。

 現在、公式に生存が確認されているのは、ハノイ市のスアンカイン湖の野生個体と、中国の動物園にいる個体のみで、種の回復への見通しは極めて厳しい状況となっている。 

[Tien Phong 11:58 07/08/2026 / Tuoi Tre 17:52 07/08/2026, A]
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