[社会]
ベトナム初の体外受精児が母親に、28歳で男児出産
2026/11/06 04:13 JST更新
) (C) Bệnh viện Mỹ Đức |
1998年にベトナムで初めて体外受精(IVF)によって誕生した3人のうちの1人であるルウ・トゥエット・チャンさん(28歳)が11月4日、ホーチミン市のミードゥック病院で第1子となる体重3.15kgの男児を帝王切開で出産した。男児は同日午前11時15分ごろ、皮膚切開から約3分後に誕生した。今回の妊娠は自然妊娠によるもので、母子ともに健康状態は安定している。
今回の手術は、ツーズー産婦人科病院(ホーチミン市)の元院長であるグエン・ティ・ゴック・フオン医師(教授)と、ホーチミン市医科薬科大学(UMP)のブオン・ティ・ゴック・ラン副学長(准教授、フオン医師の娘)が執刀した。
フオン医師は28年前の1998年4月30日、ツーズー産婦人科病院でチャンさんが誕生した際にも分娩を担当しており、28年の時を経て、チャンさんの出産にも立ち会った。ミードゥック病院の院長を務めるホー・マイン・トゥオン医師(ラン副学長の夫)も、母子ともに健康状態が安定していることを明らかにした。
フオン医師、ラン副学長、トゥオン院長の3人はいずれも、ベトナムの不妊治療・体外受精分野を代表する専門家として知られている。
1998年4月30日の南部の解放記念日に誕生した国内初の体外受精児は、マイ・クオック・バオさん、ファム・トゥオン・ラン・ティさん、そして最後に生まれたチャンさんの3人だった。不妊に悩んでいたチャンさんの両親は長年の治療の末、フオン医師らの支援によってチャンさんを授かった。チャンさんはティエンザン大学で情報技術(IT)分野を専攻し、卒業した。
ベトナムにおける体外受精技術は、1997年にフランスで活動する専門家から技術移転を受けて本格化した。1998年の国内初の体外受精児の誕生から20年後の2018年時点で、ツーズー産婦人科病院をはじめ中央産婦人科病院やバックマイ病院(ハノイ市)など全国の医療機関で、約4万人の体外受精児が誕生したと推計されていた。
保健省傘下母子局が2026年1月に公表した情報によると、ベトナムで生殖補助医療によって誕生した子供の数は累計約25万人に上る。現在、ベトナムは東南アジアにおいて体外受精の実施数が最も多い国の一つとなり、不妊治療の主要拠点として成長を続けている。
[Tuoi Tre 16:28 04/11/2026 / Dan Tri 20:51 04/11/2026,U]
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