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[特集]

23歳女性社会起業家、手話通訳者の養成目指す

2011/10/30 08:03 JST更新

(C) Vnexpress, Xuan Ngoc
(C) Vnexpress, Xuan Ngoc
 現在23歳のレ・ティ・タイン・ホアさんは、ハノイ国民経済大学の学生だった時からボランティア活動によく参加していた。耳の聞こえないろうあの人たちと接したいと思い、ハノイ手話クラブの教室に参加したが、すぐに教室が閉じられてしまったため、自分でろうあ者を探して手話を教わった。3日後には意思の疎通が可能になり、2か月後には障害者協会で手話通訳をできるようになった。  その頃ベトナムには、手話通訳を仕事にしている人が4人しかおらず、養成コースもなかった。ホアさんは2009年にハノイ手話クラブの教室再開を申請し、将来、手話の研究と手話通訳者を養成するセンターの建設構想を提案した。  当初両親はホアさんがこの道に進むのに反対した。彼女は、大学にまで行かせた娘が先行きのはっきりしない仕事を選んだら反対するのも当然、と家族に理解を示しながらも、「自分は大胆に考え思い切って行動する人間。自分で選んだ目標に向かって進みたい」と説得した。彼女は大学を卒業し、今はハノイ手話クラブの副会長を務めている。  現在、ハノイ市の5か所で手話教室を開き、各教室で20人ほどが手話習得に励んでいる。このうち80%を占める健常者からは、毎月1万5000ドン(約60円)の学費を徴収しているが、ろうあ者は無料で学ぶことができる。先生を務めるのはろうあ者だ。彼らに仕事を作り出す事も教室開設の目的の1つだという。

 活動を開始してから約3年で、1000人以上が手話を学んだ。ホアさんは、手話をまったく知らなかった人たちがろうあ者たちと交流できるようになり、障害者協会でボランティアをする人の数が増えている事がうれしいと話した。  ホアさんは最近「手話研究・手話通訳者養成センター」案件で、社会奉仕支援センターから「社会起業家2011年」の称号を贈られたばかりだ。支援金として贈られた7000ドル(約53万2000円)は、一部を同センターの建設費用に充て、残りはハノイにはまだない養成センターの視察費用に充てる計画だ。  社会奉仕支援センターのファム・キエウ・オアイン所長は、養成センター案件について、ろうあ者の社会参加が困難な現状を変える力のある新しいアイデアと高く評価し、「センターの開設と運営は、ろうあ者の社会参加を支援するだけではなく、新たな市場を作り出す可能性がある」と語った。  

[VnExpress, 13/10/2011, 17:25 GMT+7, O]
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