[経済]
ベトナムの翻訳市場、外資系翻訳会社が大半のシェア占める
2013/04/15 14:00 JST更新
) (C)Nguoi lao dong、国産の翻訳支援ツール |
ベトナムの翻訳市場の規模は現在、年間約1億ドル(約99億8000万円)程度だが、外資系翻訳会社が大半のシェアを占めている。10日付グオイラオドン紙(電子版)が報じた。
外国から流れ込む製品やサービス、技術移転、貿易、投資などに関連する大量の外国語の印刷物や資料は、ベトナム語への翻訳を必要としており、市場規模は将来10億ドル(約998億円)まで拡大する可能性があると見られている。
現在この市場の大部分は外資系に握られている。彼らはベトナム人を低賃金で雇って仕事をさせる。英語からベトナム語への翻訳の場合、世界標準の料金は1ワード当たり0.2ドル(約20円)だが、ベトナムではこの30~40分の1、名のある翻訳家が訳す場合でも10分の1程度だという。
これだけ料金に差があっても、国内の翻訳会社ではなく外資系に翻訳を依頼するのは、翻訳の考え方や質に問題があるからだ。また、世界の翻訳家の85%が利用しているとされる翻訳支援ツールが、ベトナムではまだ十分に活用されていない。今からでも国内の翻訳会社の専門性を高め、人材の育成に取り組む必要がある。
[Nguoi lao dong online,10/04/2013 22:16,O]
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