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[特集]

2013年のベトナム10大ニュース

2013/12/31 18:37 JST更新

(C)  Dantri, ボー・グエン・ザップ将軍
(C) Dantri, ボー・グエン・ザップ将軍
1:国会で憲法改正案が可決
 国会は11月29日、1992年憲法改正案を賛成多数で可決した。新憲法では、立法、行政、司法における国家主席の権限を明確にする規定などが補充された。新憲法は2014年1月1日に施行される。 2:ベトナム戦争の英雄、ボー・グエン・ザップ将軍が死去
 ベトナム人民軍の指導者ボー・グエン・ザップ将軍が10月4日に老衰のため死去した。ザップ将軍はインドシナ戦争とベトナム戦争でベトナム人民軍を勝利へ導いた希代の戦術家。同月行われた国葬では、国内外から多くの参列者が集まった。 3:国内を騒がせた汚職・横領事件で元社長らに死刑
 11月から12月にかけて、ベトナム航海総公社(ビナラインズ)、ベトナム農業農村開発銀行(アグリバンク)傘下の第2ファイナンスリース会社(ACL2)、ベトナム食品技術社(ビフォン:Vifon)の汚職・横領事件の裁判が行われ、主犯格の元社長らに死刑などの重い判決が下された。 4:ベトナムが国連人権理事会の理事国に当選
 ベトナムは、11月12日に行われた国連人権理事会の理事国14か国の改選選挙で、193か国中184か国の票を得てトップ当選した。ベトナムは2014年から2016年までの3年間の任期中、全世界における人権の保護と推進について直接的に貢献する責任を負う。 5:FDI認可額が大幅増加
 2013年の新規・追加を合わせた海外直接投資(FDI)認可見込み額が、前年比+54.5%増の216億ドル(約2兆2500億円)と大幅に増加した。過去4年間は対ベトナムFDIが低迷していたことから、今年の大幅増加はベトナム経済の先行きを明るくする支援材料になると期待されている。

6:CPI上昇率が過去10年間で最低水準に
 統計総局の発表によると、2013年の消費者物価指数(CPI)上昇率は+6.6%で、過去10年間で最も低い上昇率となった。 7:中銀が住宅購入支援策を展開
 ベトナム国家銀行(中央銀行)は6月、低所得者向け住宅資金貸付及び低所得者向け住宅建設案件の貸付支援策として、総額は30兆ドン(約1382億円)を支援し、貸付金利年6%(適用期間3年)を適用した。しかし、手続きが煩雑なため、現在のところ大きな効果は見られない。 8:ベトナム不良債権回収会社が発足
 7月末にベトナム不良債権回収会社(VAMC)が発足した。金融機関各社の不良債権問題解決に大きく寄与することが期待されたが、商銀各行は不良債権の売却に消極的で、現時点までに抜本的な解決には繋がっていない。なお、2013年9月時点の金融機関各社の不良債権総額は前年同期比+20.2%増の142兆3300億ドン(約7080億円)となっている。 9:ベトナムの人口が9000万人を突破
 ベトナムの人口が11月1日に9000万人に達した。ベトナムの人口は現在、世界14位、東南アジアでは3位となっている。ベトナムは2007年から人口ボーナス期(15~64歳の生産年齢人口が、それ以外の人口(従属人口)の2倍以上ある状態)に入った。人口ボーナス期は35年続くと見られている。 10:外国人訪問者数が過去最高、700万人の大台突破
 統計総局によると、2013年の外国人訪問者数は前年比+10.6%増の757万2400人で、過去最高となった。また、ホーチミン市では12月24日に外国人訪問者数が400万人を突破し、400万人目の外国人訪問者となった日本人男性に記念品が贈られた。 

[ Danviet 27/12/2013 07:08 U]
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