住友商事、韓国食品大手とベトナムで合弁会社設立へ [日系]

（C）住友商事,製粉工場完成イメージ図

　住友商事株式会社（東京都中央区）は26日、韓国食品大手CJチェイルジェダン工業株式会社（CJ）と共同で、東南部バリア・ブンタウ省に小麦粉およびミックス粉の製造販売を行う合弁会社を設立することで合意した。　今回の合意は、ベトナム食文化の西洋化・近代化が進展するに伴い、小麦粉・小麦粉関連製品の需要が増加することを見据えたもので、同じくベトナムでの事業機会を模索していたCJと戦略が合致し、合弁会社設立の合意に至った。　なお、CJは精糖をはじめ、◇小麦粉・ミックス粉、◇食用油、◇加工食品、◇調味料、◇加工肉、◇飼料など、多岐にわたる食品関連の製造販売を手掛ける韓国最大の食品会社。　今後は住友商事が持つベトナム小麦粉市場での販売ノウハウと、CJが55年以上に及ぶ製粉事業で培った最新鋭の高付加価値製粉技術を融合させることにより、主にベトナム国内の水産加工品やベーカリー分野における高級製品向けでの早期のシェア獲得を目指す。　また、住友商事はこの共同事業を通じてミャンマー、カンボジア、ラオスといった他の新興国における一次加工品事業分野での新たな展開も検討していくという。合弁会社概要
会社名：CJ-SC GLOBAL MILLING LLC（予定）
所在地：ベトナム・バリア・ブンタウ省内
資本金：4400万ドル（約43億1200万円）
出資比率：CJ　51％、住友商事グループ　49％
事業内容：小麦粉および小麦粉をベースとしたミックス粉の製造販売
事業開始日：2015年3月（工場稼働予定）

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