VIETJO - ベトナムニュース 印刷する | ウィンドウを閉じる
[観光]

ラオカイ省:国内最長の登山鉄道が運行開始

2018/03/30 05:00 JST更新

(C) Giao Thong Van Tai
(C) Giao Thong Van Tai
 西北部地方ラオカイ省サパ郡で、2018年末オープン予定の5つ星ホテル「エムギャラリー・サパ(MGallery Sapa)」とベトナム最高峰のファンシーパン山に続くロープウェイの駅とを結ぶベトナム最長の「ムオンホア登山鉄道」が31日に運行を開始する。

 鉄道は全長およそ2kmで、最高速度は時速36km、旅客輸送能力は1時間当たり2000人。これまでロープウェイの駅までは舗装されていない道を車で15~20分かけて上らなければならなかったのが、鉄道では2つのトンネルと4つの高架橋を通過し、わずか4分で到着することが可能になった。

 列車はスイスのガラベンダ社製で、車両は長さ20m、幅3m、重量25t、収容可能旅客数200人。車内はクラシカルな照明や天井扇風機、金メッキの装飾などヨーロッパ調の内装となっている。

 建築家ビル・ベンスリーが手がけたファンシーパンの駅舎は、仏様式で、ドーム型の高い天井に線路や車輪、鉄道分野の紋章などを模した装飾が施されている。旅客は同駅からロープウェイに乗り換え、観光不動産開発のサングループ(Sungroup)傘下のサンワールド・ファンシーパン・レジェンド(Sunworld Fansipan Legend)の観光区を目指す。

 同観光区では、年間を通して各種イベントを開催するほか、エムギャラリー・サパはリゾート、ショッピングやエンターテインメントを楽しめる複合施設が併設される計画。登山鉄道の運行開始とホテルや観光区の開発により、西北部地方への観光客の誘致が期待される。 

[PV, Giao Thong Van Tai, 10:39 28/03/2018, T]
© Viet-jo.com 2002-2024 All Rights Reserved.


このサイトにおける情報やその他のデータは、あくまでも利用者の私的利用のみのために提供されているものであって、取引など商用目的のために提供されているものではありません。弊サイトは、こうした情報やデータの誤謬や遅延、或いは、こうした情報やデータに依拠してなされた如何なる行為についても、何らの責任も負うものではありません。

印刷する | ウィンドウを閉じる