ベトナムで最も高い灯台、省級建築歴史遺跡に指定 [観光]

（C）Tien Phong

　南中部地方ラムドン省はこのほど、国内で最も高い灯台として知られる「ケーガー灯台(hai dang Ke Ga)」を省級の建築歴史遺跡に指定した。

　旧ビントゥアン省の一部に当たるタンタイン村(xa Tan Thanh)のケーガー島に立つケーガー灯台は、100年以上の歴史を持ち、地域の航路の安全を支えてきた重要施設だ。

　1897年から1899年にかけて建てられた花崗岩の灯台で、八角形の建築様式は19世紀末のフランス建築の特徴を色濃く残している。灯台は高さ42.8mで、内部には184段の螺旋階段と光達距離22海里の設備を備えている。

　同省当局は、ケーガー灯台を観光スポットとして発展させ、同村の社会経済に貢献させる方針を示しており、遺跡管理委員会の早期設立と運営規定の整備、さらに灯台の価値を保護しつつ効果的に活用する必要性を強調した。

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