[観光]
ニンビン省:希少霊長類の保護区を設立、面積3200ha
2026/11/05 11:18 JST更新
) (C) Trung tam Bao ton Thien nhien va Phat trien |
北部紅河デルタ地方ニンビン省タムチュック街区(phường Tam Chúc、旧ハナム省キムバン郡)のタムチュック観光区で3日、希少霊長類のデラクールラングール(ベトナム語名:Voọc mông trắng、学名:Trachypithecus delacouri)を保護する「キムバン・デラクールラングール種生息地保護区」の設立発表式典が開催された。
同保護区はタムチュック街区、リートゥオンキエット街区(phường Lý Thường Kiệt)、グエンウイ街区(phường Nguyễn Úy)にまたがる総面積約3200haの特用林で、石灰岩山地の森林生態系と同種の生息環境を保護することを目的としている。
デラクールラングールはベトナム固有種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで「深刻な危機(CR)」に分類されている。野生の約540頭のうち約90%に相当する約470頭がニンビン省に生息している。キムバン地域では少なくとも116頭が確認されており、バンロン湿地自然保護区に次いで世界で2番目に大きい個体群となっている。
ニンビン省は今後、科学技術を活用した個体群の監視や森林管理を強化し、建設・鉱物採掘活動による生息地の分断を防ぐとともに、保護活動と地域住民の生計維持の両立を図る方針だ。
同保護区の設立は、バンロン・キムバン・タムチュックの文化・生態景観のユネスコ世界遺産登録を目指す取り組みの一環でもある。ユネスコ世界遺産センターは10月22日、事前評価の申請が技術的要件を満たしたと通知した。評価結果は2027年10月1日までに出る見通しだ。
[VOV 11:56 03/11/2026 / Dan Tri 15:06 03/11/2026, A]
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