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新型コロナ:ハノイで死亡の日本人から国内初確認の変異株

2021/02/24 15:58 JST配信
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 グエン・タイン・ロン保健相は24日午前に開かれたオンライン会議で、ハノイ市のホテルで13日に死亡しているのが発見された三井物産社員の日本人男性(54歳)から、新型コロナウイルスの「20C」と呼ばれる変異株が確認されたことを明らかにした。ベトナムでこのタイプの変異株が確認されたのは初めて。

 この男性は出張のため専門家として1月17日にベトナムへ入国し、同日から31日までホーチミン市のホテルで隔離措置を受け、この間に2回の新型コロナウイルス検査を受けたがいずれも陰性だった。1月31日に隔離期間を終え、2月1日にハノイ市へ移動した。

 その後、13日にハノイ市タイホー区のホテルで死亡しているのが発見され、死後の検査で14日に新型コロナ陽性と判明し、国内2229人目の感染者となった。ただし、直接の死因はまだ明らかになっていない。

 ロン保健相によると、「20C」はこれまでに韓国やスリランカ、台湾、インドで確認されているが、感染力は強くないという。

 ベトナムではこれまでに、◇D614G変異株(欧州型)、◇B.1.1.7変異株(英国型)、◇B.1.351変異株(南アフリカ型)、◇A.23.1変異株(ウガンダ・アフリカ型)の4種類が確認されており、「20C」が国内で確認された変異株の5種類目となる。

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