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ベトナムに短期滞在するなら~日本発海外旅行保険~

海// JST配信
海外で生活する上で最も大きな心配ごとのひとつと言えば、急な病気や怪我ではないでしょうか。日本では健康保険に加入しているため自己負担が少なくて済みますが、ベトナムで外国人がよく利用する病院の治療を受けると高額な料金を請求されます。ベトナムで治療ができず飛行機をチャーターして周辺国や日本へ搬送し、莫大な費用がかかるなんてことも。そんなときの備え「転ばぬ先の財布」となってくれる日本発海外旅行保険を紹介します。
 

日本発海外旅行保険とは


海外に渡航する際に日本で加入する保険といえば「日本発海外旅行保険」です。これは日本から海外へ旅行する際に適用される保険で、怪我や病気の治療費用、死亡した場合の補償、賠償責任の補償だけでなく、プランによって救援者費用や携行品損害、航空機遅延などに対しても補償があります。主な補償内容は以下の通りです。

・障害死亡:渡航中の事故による怪我が原因で事故日から一定期間内に亡くなった場合の補償
・障害後遺障害:事故による怪我が原因で一定期間内に身体に後遺症が生じた場合の補償
・傷害治療費用:怪我をした場合の治療費の補償
・疾病治療費用:病気になったときの治療費の補償
・救援費用:捜索救助の費用、救援者の現地への渡航費用や宿泊費などの補償
・賠償責任:誤って他人に怪我をさせたり物品を壊した場合の賠償金の補償
・携行品損害:所持品が盗まれたり壊れたりした場合の補償
・航空機寄託手荷物遅延:航空機に預けた荷物が届かず、やむを得ず必要な身の回りの品を購入した費用の補償
・航空機遅延費用:航空機の遅延・欠航で代替便が利用できず発生した宿泊費や飲食費の補償
・緊急一時帰国費用:家族が危篤になるなど、急遽帰国する場合の渡航費用の補償

 
渡航前からかかっている病気の治療など、補償されないものもありますので保険内容をよく確認しておきましょう。ベトナムでの移動の足としてバイクを自分で運転する方もいるかもしれませんが、無免許や違反行為の運転によるケガなどの場合は補償されませんのでご注意ください。
 

保険料はどのくらい?いつ加入する?


保険期間を1か月で渡航先をベトナムとした場合、保険会社やプランにより異なりますが、5000円から1万円程度の価格帯が多くなっています。これを安いと感じるか高いと感じるかは人それぞれですが、海外で想定外のトラブルに遭った時の「安心を買う」という意味では高い買い物ではないかと思います。
日本発海外旅行保険は、日本を出国してからは加入できませんので、基本的には出発前に加入手続きをします。また短期の保険であれば、出発時に空港でも入れます。90日までの渡航であればクレジットカード付帯の旅行保険を利用することも可能ですが、補償額が低い場合がありますので内容を確認しておきましょう。
海外旅行保険は渡航する際に自宅を出発した時点からカバーされますので、やはり空港で入るより自宅を出発する前に入ったほうが安心です。
 

治療時の支払いはどうすればいいの?


外国人がよく利用する病院やクリニックは日本発海外旅行保険と提携しているため、加入証明書を提示すればキャッシュレスで受診できることが多いです。具合が悪くなってから提携病院を探すのは大変なので、あらかじめ加入している保険がどの病院やクリニックと提携しているか確認しておきましょう。
また、キャッシュレスで受診できない病院での治療費についても補償を受けることができます。その場合には病院に診断書、治療費・薬代の領収書を発行してもらい、保険会社のカスタマーサービスに連絡して手続きを行います。必要な書類や書類の言語など各保険会社によって若干異なりますので、この点についても事前確認をしておいたほうがいいでしょう。
 

途中解約、返金はできるの?


予定より帰国が早まったという場合や、旅先へ移住し、そのまま現地の在住者向け医療保険に入ることになった場合などで、加入中の海外旅行保険が必要なくなったというケースもあります。一定の条件を満たしていれば途中解約や保険料の一部返金に対応している海外旅行保険もありますので、保険会社や購入した代理店に相談してみてください。ちなみに途中解約しても返金が発生しない場合は、解約せずにそのまま期限まで残しておくという選択もあります。
 

ベトナムへの長期滞在者が加入するケース


日本発海外旅行保険は日本からの短期出張や旅行などを想定していますが、これからベトナムで長期的に住むという方も加入することがあります。一般的にベトナム在住者は在住者向けの医療保険に加入しますが、加入手続きにはベトナム現地の住所や連絡先が必要な他、加入書類提出後の審査などがあることから相応の日数がかかることになります。日本を出国する前にそれらの準備が全てできている場合、渡航日に合わせて在住者向け医療保険に加入することができますが、渡航してから住む場所を探したりする方も多いものです。
そうなると、渡航してから医療保険に加入するまでの期間は無保険の状態で過ごすことになってしまいます。そこで在住者向けの医療保険に加入するまでの繋ぎとして、日本発海外旅行保険が利用されます。海外旅行保険は日単位で加入期間を指定できるのがメリットで、自身の予定に合わせてアレンジすることができます。在住者向け医療保険に切り替え予定の方は2週間から1か月程度の期間で加入して渡航する方が多いです。

ベトナムに在住している場合、在住者向け医療保険のほうが使い勝手がよくリーズナブルなものとなりますので、ベトナム在住予定が1年以上の長期になるのであれば在住者向け医療保険の加入を検討してみてください。

ベトナム在住者向け医療保険の紹介記事 >> ベトナム生活を安心に!~在住者向け医療保険の選び方~

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