財政省傘下統計局(NSO)はこのほど、2025年1～6月期の国内総生産(GDP)成長率が+7.52％だったことを踏まえ、2025年通年の経済成長シナリオを更新した。

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　7～12月の成長率は+8.42％、通年では+8.00％を目指す。四半期別の成長率は、1～3月期が+7.05％、4～6月が+7.96％だった。7～9月は+8.33％、10～12月は+8.51％を見込む。

　この目標を達成するためには、7～12月に成長ポテンシャルを最大限に高め、経済発展のための方策を柔軟かつ迅速に実施する必要があるとして、統計局は4点を指摘した。

　第1に、公共投資は成長の重要な原動力となるため、地方政府から中央省庁まで公共投資資金の100％実行に向けた政策を実施する必要がある。

　第2に、科学技術やデジタルトランスフォーメーション(DX)、イノベーションが主要な原動力となり、戦略的な役割を果たすと予想される。

　第3に、貸出残高の伸び率+16％の達成を目指し、豊富な資金を生産・事業の活性化や投資促進のために供給する。

　第4に、7月1日から多くの商品に対する付加価値税(VAT)の税率が2％引き下げられたことや、国内消費の刺激策によって、消費が下支えされる。