地場ドジ・ジュエリー(DOJI Group)は19日、北部紅河デルタ地方ハイフォン市で複合区「ドラゴン75コンプレックス(Dragon 75 Complex)」を着工した。同プロジェクトのハイライトとして、75階建ての高層ビルの建設が予定されており、同市と北部の新たなランドマークとなることが期待されている。

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　「全国抗戦の日」に当たる12月19日には、全国各地で計234件のプロジェクトに関する着工・竣工・開通の記念式典が開催され、同案件もその一つとなっている。234件のプロジェクトの中では、数少ない商業・サービス向け不動産開発案件とされている。

　同複合区は、ハイフォン市の新たな中心部として整備が進められているカム川北部の開発地区に位置している。総面積は約2ha、投資総額は7兆5150億VND(約450億円)で、今年ハイフォン市で着工したプロジェクトの中で最大の投資額となっている。

　同複合区は、75階建ての多目的ビル「ドラゴンジェイド75(Dragon Jade 75)」と41階建ての高級マンション「ドラゴンアンバーレジデンス(Dragon Amber Residence)」から成る。このうち「ドラゴンジェイド75」は高さ388mの超高層ビルとして建設する。

　国内で運営されている70階建て超の高層ビルは、ホーチミン市の「ランドマーク81(Landmark 81)」(81階建て)と、ハノイ市の「京南ハノイランドマークタワー(Keangnam Hanoi Landmark Tower＝ランドマーク72＝Landmark 72)」(72階建て)の2棟のみで、「ドラゴンジェイド75」は北部で最高層のビルとなる見通し。

　「ドラゴンジェイド75」は、イタリア人建築家のマッシモ・メルクリオ氏が設計を手掛けており、東洋文化圏で神聖な生き物とされる龍をコンセプトにデザインされ、高いタワーは母龍、低いタワーは子龍を象徴しているという。