ベトナムの越境QR決済、日本・インド・マレーシアでも展開へ

2026/09/29 02:38 ICT配信

 ベトナムの越境QRコード決済システム「VietQRGlobal」が日本、インド、マレーシアの3か国へ拡大する見通しとなった。ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決済社(NAPAS)のグエン・ダン・フン副社長が、このほどハノイ市で開催されたセミナーで明らかにした。

イメージ写真
イメージ写真

 同システムはすでにタイ、ラオス、カンボジア、中国、韓国、シンガポールとの間で双方向の小売決済を展開している。中央銀行の報告によると、2026年1~8月期の非現金決済取引数は前年同期比+34.56%増、取引額は同+13.26%増となった。

 このうちQRコード決済は取引数が3億1100万件(同+6.66%増)、取引額が274兆2000億VND(約1兆6700億円、同+25.85%増)に達した。NAPASによると、1~8月期におけるタイ、ラオス、カンボジアからの訪越客による決済取引数は前年同期比8倍、取引額は6倍に増加した。また、2026年8月時点での中国人旅行者によるQR決済取引数も、接続を開始した4月と比べて3倍、取引額は4倍に拡大している。

 こうした越境決済網の拡充は、拡大するインバウンド需要の取り込みを支えている。2026年1~7月期にベトナムが受け入れた外国人観光客数は前年同期比+13.8%増の1390万人を超え、中でも中国からの観光客が約308万人と全体の約22%を占めて最多となった。NAPASはアジア地域における決済ネットワークの構築を加速させており、越境QR決済の導入国拡大を通じて観光やデジタル経済のさらなる活性化を目指す。


© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナムと中国の間で越境QR決済の利便性が向上する。ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)傘下のベトナム国家決済社(NAPAS)と、シンガポールに拠点を置くフィンテッ...

新着ニュース一覧

 世界経済フォーラム(WEF)が発表した「2026年版旅行・観光開発指数(The Travel & Tourism Development I...
 ベトナムの越境QRコード決済システム「VietQRGlobal」が日本、インド、マレーシアの3か国へ拡大する見...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 神奈川県と公益財団法人神奈川産業振興センター(KIP)は11月1日、ハノイ市に「ハノイ・神奈川経済貿易事...
 医師のレ・タイン・ドーさん(男性・81歳)は、過去21年間にわたり、集合住宅にある自宅を工房に改装し、...
 素材・化学分野に特化した投資活動を行うユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI、東...
 河合塾グループの持株会社である株式会社KJホールディングス(東京都新宿区)は、ベトナムを中心とした東...
 米国貿易開発庁(USTDA)は、ホーチミン市における総面積300haの集中型デジタルテクノロジー団地「スタビ...
 ハノイ市で24日午後、グエン・チュオン・タン国防次官(上将)と北朝鮮のリョ・チョルウン国防次官(上将)...
 東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手
 ハノイ市のハノイ工科大学(HUST)で18日、「越日スペース(Vietnam-Japan Space)」の開設・竣工式典が開...
 ローコードソフトウェア開発を強みとするNTT e-MOI(ハノイ市)、携帯通信大手ベトナム郵便通信グループ(...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 国会常務委員会は、第16期(2026~2031年任期)国会の第2回会議を10月17日に開会すると発表した。会期は1...
 ホーチミン市輸出加工区・工業団地管理委員会(HEPZA)はこのほど、2026年1~9月期に市内の工業団地・輸...
トップページに戻る