ドンアイン電気設備、500kV分路リアクトルを国産化へ

2026/09/29 11:34 ICT配信

 ハノイ市トゥーラム村(xã Thư Lâm、旧ドンアイン郡)で28日、ドンアイン電気設備[TBD](Dong Anh Electrical Equipment Corporation=EEMC)が主導する国家レベルの科学技術プロジェクト「500kV分路リアクトルの研究・設計・製造技術」の起工式が行われた。

イメージ写真
イメージ写真

 同プロジェクトは、ハノイ工科大学(HUST)と共同で実施され、現在輸入に100%依存している500kV分路リアクトルの国産化を目指す。

 総事業費は825億VND(約5億円)で、うち222億VND(約1億3500万円)を国家予算で賄う。容量120MVArの500kV分路リアクトル1基を製造し、国際規格「IEC 60076」への適合を図る。

 同機器は、長距離送電線で生じる余剰無効電力を吸収して電圧の過度な上昇を抑え、国家送電網の安定運用を確保する重要設備となる。

 今回の取り組みは、科学技術・イノベーション・デジタルトランスフォーメーション(DX)に関する2024年12月22日付け政治局決議第57号/NQ-TWの趣旨に沿った産学官連携の取り組みとされる。

 また、「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)」では、500kV送電網の拡充が計画されており、分路リアクトルの需要増が見込まれている。

 分路リアクトルの国産化により、輸入コストや設置事業の投資総額の削減が期待されるほか、代替機器を国内で確保できるようになることでエネルギー安全保障が強化される。

 式典では、今後24か月以内に「メイド・イン・ベトナム」の製品が完成するとの見通しが示された。また、2026~2030年には、800kV変圧器や110~220kVの変流器・計器用変圧器などの国産化に向けた研究も推進する。


© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 ベトナム電力グループ(EVN)は29日、ファム・ミン・チン首相の立会いのもと、北中部地方クアンビン省ク...
 北部紅河デルタ地方ハイフォン市人民委員会はこのほど、500kV変電所建設投資案件を原則承認する決定第2...
 ベトナム電力グループ(EVN)が株式46.6%を保有する電気設備メーカー大手のドンアイン電
 ラオスとベトナムは両国を結ぶ500キロボルト送電線の建設計画を進めており、順調にいけば2015年に完成...

新着ニュース一覧

 第20回アジア競技大会(ASIAD 2026)は29日午前、愛知県名古屋市の瑞穂公園体育館でセパタクロー女子ダブ...
 ハノイ市トゥーラム村(xã Thư Lâm、旧ドンアイン郡)で28日、ドンアイン電気設
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市科学技術局と地場投資・テクノロジー企業のフンベト(Hung Viet)は28日、同市における低空経済(...
 医師のレ・タイン・ドーさん(男性・81歳)は、過去21年間にわたり、集合住宅にある自宅を工房に改装し、...
 2026年の中秋節(旧暦8月15日=新暦9月25日)のシーズンに、ベトナムの電子商取引(eコマース=EC)市場で...
 南中部地方ダナン市は、同市グーハインソン街区(phường Ngũ Hành Sơn、旧グ...
 世界経済フォーラム(WEF)が発表した「2026年版旅行・観光開発指数(The Travel & Tourism Development I...
 ベトナムの越境QRコード決済システム「VietQRGlobal」が日本、インド、マレーシアの3か国へ拡大する見...
 神奈川県と公益財団法人神奈川産業振興センター(KIP)は11月1日、ハノイ市に「ハノイ・神奈川経済貿易事...
 素材・化学分野に特化した投資活動を行うユニバーサル マテリアルズ インキュベーター株式会社(UMI、東...
 河合塾グループの持株会社である株式会社KJホールディングス(東京都新宿区)は、ベトナムを中心とした東...
 米国貿易開発庁(USTDA)は、ホーチミン市における総面積300haの集中型デジタルテクノロジー団地「スタビ...
 ハノイ市で24日午後、グエン・チュオン・タン国防次官(上将)と北朝鮮のリョ・チョルウン国防次官(上将)...
 東急株式会社(東京都渋谷区)とホーチミン市人民委員会傘下の工業団地開発大手
トップページに戻る