地場系コングロマリット(複合企業)T&Tグループ(T&T Group)はこのほど、投資・貿易会社のビナコム(Vinacom)との間で、ラオスでの第2サバン(Savan)風力発電所の開発・運営に関する協力覚書(MoU)を締結した。
![]() (C) T&T Group |
同発電所は出力495MWで、投資総額は約7億6800万USD(約1200億円)となる見込み。2028年12月31日までに商業運転を開始し、ベトナムに送電する計画だ。
両国政府の協力枠組みに基づく開発
同プロジェクトは、ラオスのサワンナケート県ノン郡で実施される。両国政府の2026年の協力協定・計画で、建設・商業運転に向けた支援対象事業として位置付けられており、ベトナムの「2021~2030年国家電力開発計画及び2050年までのビジョン(第8期電力計画=PDP8)」の修正計画にも沿ったものとなる。
同計画では、2030年までにラオスからの電力輸入容量を9360~1万2100MWに拡大する方針だ。
今回の事業は、ベトナムのエネルギー安全保障の強化や、国境地域の経済活性化に寄与すると期待される。
第1サバン風力発電所のインフラ共有による相乗効果
T&Tグループは、ラオスで第1サバン風力発電所(出力495MW)を展開しており、第1期(同300MW)は2025年12月末に商業運転を開始した。第1期の資金調達では、国防省系企業が株主の大手民間銀行である軍隊銀行[MBB](Military Bank)が主幹事を務めた。
第2サバン風力発電所では、第1サバン風力発電所の送電インフラや事業実績を活用して開発期間の短縮を図る。第1サバン風力発電所の第1期・第2期と第2サバン風力発電所が稼働すれば、同グループのラオスでの風力発電容量は計約1GWに達する。



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