カナダを公式訪問したトー・ラム書記長 兼 国家主席は24日、マーク・カーニー首相とオタワで会談を行い、両国関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げする共同声明を発表した。
![]() (C) Saffron Blaze / Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0 |
1973年の外交関係樹立以来、ベトナム共産党書記長によるカナダ公式訪問は初めてで、今回の関係格上げによってベトナムはG7全加盟国と戦略的パートナーシップ以上の関係を構築したことになる。
8つの柱で多角的な協力を深化
双方は、以下の8つを柱に協力を深化させることで一致した。
◇二国間・地域・多国間協力
◇貿易・投資・金融・経済協力
◇交通・運輸、サプライチェーン管理、インフラ分野での協力
◇デジタル転換、人工知能(AI)、先端技術、イノベーション分野での協力
◇エネルギー安全保障、環境、持続可能な成長に関する協力
◇食料安全保障、農業・食品分野での協力
◇国防、安全保障、海洋、法執行、司法分野での協力
◇教育、文化、人的交流での協力
経済分野では、包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)の活用や、東南アジア諸国連合(ASEAN)・カナダ自由貿易協定(FTA)交渉の加速、両国間の直行便開設の検討を通じてサプライチェーンの連携を強化する。
また、AIや半導体などの先進技術、クリーンエネルギーへの移行を新たな成長の原動力と位置付け、国防・安全保障分野や国連平和維持活動(PKO)での連携も拡大する方針だ。
ラム書記長は、カーニー首相に2026年のベトナム公式訪問を要請するとともに、2027年にベトナムで開催予定のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に招待し、カーニー首相はいずれも受諾した。
ベトナムとカナダは、50年以上にわたり培ってきた関係を基盤に、地域および国際社会の平和と安定、持続可能な発展に向けて協力を一層推進していく。
総督・上下両院議長と会見
カナダ滞在中、ラム書記長はルイーズ・アルブール総督と会見したほか、レイモンド・ガニエ上院議長やフランシス・スカルパレッジア下院議長ら議会指導部とも会見した。
アルブール総督との会見では、政治的相互信頼の強化や各種協力枠組みの活用で一致したほか、ラム書記長はアルブール総督をベトナムに招待した。
また、議会指導部との会見では、議会間協力を両国関係の重要な柱と位置付け、CPTPPの積極的な活用や約27万5000人の在カナダ・ベトナム人コミュニティの役割を生かす方策について意見を交わした。







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