西北部地方ソンラ省で2日、崖にできたハチの巣からハチミツを採っていた男性がハチに刺されて気を失い、ロープに吊るされて宙ぶらりんの状態となり、その後、死亡するという事故が発生した。

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　死亡したのはN・V・Tさん(男性・32歳、フーイエン郡ムオンタイ村＝xa Muong Thai, huyen Phu Yen在住)。

　Tさんを含む村人4人のグループは2日午後5時50分ごろ、ハチミツ採取のため、同郡フイハ村(xa Huy Ha)にある崖を訪れた。Tさんは防護服を着用し、命綱を頼りに高所から下ってハチの巣に近づいていった。

　途中、喉が渇いたTさんは、水を飲むために保護帽子を取り外した際、ハチの群れに刺されて気を失ってしまった。通報を受けたレスキュー隊が消防車を動員して現場に駆け付け、午後9時30分ごろにようやくＴさんを地上に下ろすことが出来た。

　事故発生から救助するまでＴさんは3時間半も崖からロープでぶら下がった状態だったことになる。救助したとき、Tさんは意識がなく、心肺停止の状態。顔はハチに刺されて腫れ上がり、鼻と口には出血があった。Ｔさんはその後、死亡が確認された。