建設資材発展計画が承認、アスベスト問題置き去り

2014/10/06 15:57 ICT配信

 8月22日に公布された首相決定1469号/QD-TTgで、「2020年までの国内建設資材発展総合計画及び2030年までの展望」が承認された。吸入すると肺癌や中皮腫の誘因になるとされるアスベスト(石綿)の一種であるクリソタイル(白石綿)使用施設の新規投資及び追加投資の禁止や、クリソタイルの代替資材への移行などが盛り込まれている。

 しかしこの決定に従えば、2030年まではアスベストを使用できることになっている。専門家らはこれでは遅すぎると指摘する。地域開発研究訓練センター(RTCCD)のチャン・トゥアン所長によると、世界保健機関(WHO)や国際労働機関(ILO)はベトナム政府に対し、2020年より前にアスベストを使用禁止にするよう勧告しているのに対し、この決定はそれに逆行している。

 現在ベトナムは、年平均6万5000tのアスベストを輸入している。2030年までこのペースが続けば、今後100万t余りを輸入し消費することになる。保健省保健環境管理局のグエン・フイ・ガー局長は、これにより少なくとも6600人が中皮腫になる恐れがあると警告する。

 RTCCDのトゥアン所長は、決定1469号はアスベストがもたらす人の健康や社会全体への悪影響を十分考慮していないとして、見直すよう訴えている。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 世界保健機関(WHO)はこのほど、ベトナムが発がん性物質である石綿(アスベスト)を現在も毎年大量に消費...
 資源環境省はこのほど、「ベトナムでの石綿(アスベスト)管理の現状」と題するセミナーを開催した。こ...

新着ニュース一覧

 英スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)は29日に発表した最新の経済評価レポートの...
 文化スポーツ観光省は、2026年8月公開のベトナム映画「Spirit Guardians: The Last Secret of the Firs...
 日本の法務省出入国在留管理庁が発表した2026年6月末現在の特定技能在留外国人数に関する統計(速報値)...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 医師のレ・タイン・ドーさん(男性・81歳)は、過去21年間にわたり、集合住宅にある自宅を工房に改装し、...
 トヨタ・ベトナム(TMV)が輸入する高級車ブランド「レクサス」で初となる純電気自動車(BEV)「ES500e CG...
 英系コンサルティング会社のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)のレポートによると、2026年上半...
 南中部地方ダクラク省ブオンドン村(xã Buôn Đôn、旧ブオンドン郡)にあるヨックド...
 公安省傘下交通警察局の統計によると、2026年1~9月期に全国で発生した交通事故件数は前年同期比▲16.6...
 揚げサンド専門店「Age.3(アゲサン)」を手掛ける株式会社ANCHOR(福岡県飯塚市)は10月18日、ハノイ市に...
 大同大学(愛知県名古屋市)は24日、ハノイ市の日本国際学校(Japanese International School=JIS)と、国...
 ホーチミン市ベンタイン街区(旧ホーチミン市1区)にあるベンタイン市場内の飲食店ブースで、食品の上に...
 第20回アジア競技大会(ASIAD 2026)は29日午前、愛知県名古屋市の瑞穂公園体育館でセパタクロー女子ダブ...
 ハノイ市トゥーラム村(xã Thư Lâm、旧ドンアイン郡)で28日、ドンアイン電気設
 ハノイ市科学技術局と地場投資・テクノロジー企業のフンベト(Hung Viet)は28日、同市における低空経済(...
 2026年の中秋節(旧暦8月15日=新暦9月25日)のシーズンに、ベトナムの電子商取引(eコマース=EC)市場で...
トップページに戻る