• 大雨によりカインレ峠で土砂崩れが発生
• 座席数40席の長距離バスを土砂が直撃
• 男女3人ずつが死亡、19人が骨折などの負傷

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　南中部地方カインホア省のカインレ峠(国道27C号線)で16日夜、大雨による土砂崩れが発生し、大手長距離バスのフタバスラインズ(Futa Bus Lines、Phuong Trang＝フオンチャン)が運行するバスが土砂にのまれた。この事故で25人が死傷した。

（C）tuoitre

　同社が運行する座席数40席の長距離バスは、同地方ラムドン省ダラット市からカインホア省ニャチャン市に向かう途中で土砂崩れに巻き込まれた。バスには32人(乗客29人、運転手2人、乗務員1人)が乗車していた。

　当局は同日午後10時30分ごろ、事故発生の通報を受けた。土砂崩れの影響で道路が寸断され、現場までのアクセスが困難だったことから、救助隊は徒歩で森林沿いを移動し、17日0時ごろにようやく現場へ到達した。

　17日午前の時点で遭難者の救助作業はすでに完了し、犠牲者の搬送と負傷者の治療が進められている。この事故では6人(男性・女性3人ずつ)が死亡、19人が負傷した。負傷者の多くは、頭部や胸部、脊椎を痛めており、手足を骨折した者もいるが、命に別条はないという。