ホーチミン:ベンタイン市場と周辺広場、再塗装後の外観が物議

2026/02/05 04:21 ICT配信
  • 改修後のベンタイン市場、市民から不満の声も
  • 市場前の広場の塗装が「まるでプール」と不評
  • 建築計画局が改修工事の一時停止を提案

 ホーチミン市建築計画局は、市中心部の旧1区ベンタイン市場エリアおよび旧3区のホーコンルア(Ho Con Rua=亀湖)エリアの改修工事の一時停止を提案するとともに、専門家の意見聴取を行っている。建築計画局が建設局に対し、工事の一時停止を提案する文書を送付した。

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 同プロジェクトは、中高級住宅開発に特化した不動産開発会社カンディエン不動産[KDH](KHANG DIEN HOUSE TRADING AND INVESTMENT JOINT STOCK COMPANY=Khang Dien)が施工を担当し、改修工事が進められてきた。

 しかし、実際の施工内容が同市人民委員会の承認した内容と異なっており、特に色彩と施工範囲が計画とは、かけ離れたものになっているという。この変更により、市中心部の景観や特徴的な建築物に直接的な影響が出ており、地元コミュニティの間で物議を醸している。

 都市級遺跡に認定されているベンタイン市場については、文化スポーツ局の規定に従って、既存の色彩、古典的な建築様式、全体的な装飾を保全した形で塗装を塗り直す必要がある。亀湖については、都市級遺跡に認定されていないが、市民にとって馴染み深いランドマークであるため、こちらも既存の色彩と適切な技法で再塗装しなければならない。

 建築計画局は、市民の間で議論を巻き起こしている同エリアの改修工事の一時停止を要請し、投資家に対して建設計画の提出を求め、承認された計画との差異について説明を求めた。

 なお、同プロジェクトでは、市場の屋根が鮮やかな赤色に、壁はクリームイエローに塗り替えられて全体的にモダンな外観になった。また、市場前の広場は明るいブルーを基調とした波のようなデザインに塗り替えられ、市民の間で「周囲の景観と合っていない」「ウォーターパークのようで奇妙」といった声が上がっていた。

 一方、建設局はプロジェクトにより都市景観が改善され、明るく清潔になったことで、市民の新たなチェックインスポットになっているとし、好意的なフィードバックを受け取っていると主張した。問題となっている色彩については、投資家との間で度重なる協議を行った上で決定したものであり、市場前の広場の幾何学的な塗装については、都市景観広場、交通、都市地下空間インフラセンターの計画実施を待つ間の一時的な現象と説明した。

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