ベトナム初、男性社員の育児休暇

2005/12/29 07:09 JST配信

 現在国会で、男性の育児休暇制度を盛り込んだ男女平等法案が審議中だが、法案成立に先立ち、男性社員の育児休暇制度を認める会社がホーチミン市に出現している。2004年12月より、有限会社ベト・ティン・フー社は、妻の妊娠中から出産後12ヶ月まで、男性社員に毎月1日ずつの出産・育児休暇所得を認めた。この休暇は法定有給休暇とは別の同社独自の制度で、国内初の男性育児休暇制度だ。

 同社のグエン・バック・トゥイン社長は、「経営者仲間はみな口を揃えて、外で養育費を稼ぐのが男の仕事で、育児は女の仕事じゃないかと言うんだけどね」と笑いながら振り返る。彼が男性の育児休暇導入を決意したのは、男性社員トゥアンさんの一言がきっかけだ。ある朝、トゥアンさんは出社したものの、そわそわ落ち着かず、仕事に全く集中していない様子。社長室に呼ばれて言うには、「社長、昨晩子供が一晩中ぐずったので、気になって仕方ないんです。今日は子供と一緒にいたかったのですが、仕事は仕事ですので...」トゥアンさんを帰宅させた後、「トゥアンが仕事を休みたいと思ったのは当然だ。今は病院だって立会い出産を認める時代。妻が妊娠・出産したら、夫の手助けが必要だ。わが社だって社員に配慮すべきではないだろうか」と考えたという。

 同社は、2004年12月6日から男性の育児休暇制度を導入しているが、会社経営に悪影響が出るどころか、社員の不安とストレスを解消し、責任感や勤労意欲が増大したという。2006年からは、育児休暇を毎月2日に増やす予定で、同社は育児休暇制度導入が経営の効率化につながると確信している。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

新着ニュース一覧

 母親の看病のため、かつて慈善の弁当を受け取っていたジエップ・チュン・ハイさん(男性・60歳)は、その...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 ハノイ市で4日夜、4回目となる「ミシュランガイド・ベトナム」が発表され、193の飲食店が紹介された。...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ハノイ市にあるベトナム軍事歴史博物館はこのほど、70年以上前の「ホアビン作戦」でベトナム軍と人民が...
 外務省のファム・トゥー・ハン報道官は4日に開かれた定例記者会見で、米国通商代表部(USTR)が発表した...
 東南部地方ドンナイ市ホーナイ街区を通る国道1号線で4日夜、体長約1.2mのワニが道路上を這い回り、通行...
 ホンダベトナム(HVN)は、国内で新型電動バイク2車種を順次投入し、主要都市でのバッテリー交換および充...
 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の
 商工省傘下国内市場管理開発局はこのほど、人々がガソリンスタンドを簡単に検索し、情報の照会やフィー...
 アラブ首長国連邦(UAE)の「Center for World University Rankings=CWUR」が発表した2026年度のCWUR世...
 フエ遺跡保存センターの幹部は3日、昨年5月に観光客によって破壊された国宝である阮(グエン)朝(1802~1...
 シンガポール系グラブ(Grab)の現地法人グラブベトナム(Grab Vietnam)は、電気自動車(EV)およびハイブリ...
 中国青海省と東南部地方ドンナイ市を結ぶ初の国際貨物列車が3日、ハノイ市ドンアイン駅を出発し、ドン...
 ベトナム評価レポート社(ベトナムレポート=Vietnam Report)は、「信頼性の高い公開会社トップ50(VIX50...
 5月は、高市早苗内閣総理大臣がベトナムを訪問し、レ・ミン・フン首相およびトー・ラム書記長 兼 国家...
トップページに戻る