空調ダクトの大久保設備工業、ベトナム子会社設立で事業展開拡大へ

2017/11/24 JST配信

 空調ダクトの設計・施工などを手掛ける大久保設備工業株式会社(福岡県北九州市)は2016年末、同社100%出資子会社の大久保ベトナム(Ohkubo Vietnam)をメコンデルタ地方ロンアン省のタンキム工業団地内にあるKIZUNA2レンタルサービス工場に設立した。

 これに先立つ2013年、同社はダクトダンパーの設計・施工などを行う地場企業のダイコーベトナム(ダコビナ=DACOVINA)と共同で合弁会社「D.O.C. (DAIKOU Machanical and Electrical)」をハノイ市に設立し、ベトナムに進出した。

 大久保ベトナムは、親会社の日本での60年間にわたる経験を受け継ぎ、「日本品質、ベトナムコスト」を目指してベトナムにおいて空調ダクトを設計・製作・販売しているほか、空調設備据付工事も行っている。

 大久保ベトナムは空調の全般のダクトを製造しているが、メイン製品はスパイラルダクト(SD)とスパイラルエルボ(SE)。いずれも完全自動ラインで生産しているため、短期間に大量の製品を提供することが可能となっている。同社は、ベトナムでの建設需要の急増に応えるべく、近く北部や中部にも事業を展開していく計画だ。


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