ベトナム共産党の第13期(2021~2026年)要職名簿政治局員名簿社会主義国のベトナムでは、国家機構は唯一の支配政党であるベトナム共産党の指導を受けることが憲法に明記されている。政治局は党の最高指導機関である党中央執行委員会の常務部としての役割を果たし、政治局員は中央執行委員会(定数:200人)の投票により中央執行委員の中から選出される。 政治局員をはじめとする中央執行委員は、党機関の要職(書記長、書記局常務、中央官房長官、中央組織委員長、中央経済委員長、中央国民運動委員長、中央内政委員長、中央宣伝教育委員長、中央監査委員長、中央対外委員長など)、国家主席機関、また政府の要職を兼任する。 政治構造上で国の最高指導者となっている共産党書記長はベトナム人民軍共産党委員会書記を兼任し、軍の最高指揮官でもある。なお、政治局員の中の2人が首都ハノイ市と商都ホーチミン市の二大中央直轄市の共産党委員会書記をそれぞれ兼任することが通例となっている。
書記局員名簿書記局は党の日々の政策実施を監督する機関で、書記長、書記局常務、その他の書記局員から成る。党中央執行委員会の投票により選出された下記6人に加え、政治局は一部の政治局員について書記局員との兼任を指定する。 書記局常務はベトナムの政治システム全体の中で「四柱」と呼ばれる国の最高指導者4人(共産党書記長、国家主席、首相、国会議長)に続く5番目の要職となっている。書記局常務は、書記長が不在の時に書記長を代行し、書記長の職が空席となった場合には党中央執行委員会の次回会議が開催されて新書記長が選出されるまで党中央執行委員会を指導する。
第15期(2021~2026年)国会の要職名簿ベトナムの国会(定数:500人)は「人民の最高の代表機関であり、ベトナム社会主義共和国の最高の国家権力機関である」と憲法で規定され、憲法制定権・立法権、国家主席や首相、最高人民裁判所長官、最高人民検察院検事総長などを選出する権限を有する。なお、国家主席と政府の任期は国会の任期に基づく。
第15期国家主席機関の要職名簿
第15期政府の大臣名簿
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