(本記事は、2020年2月24日付け「VIETJO LIFE」で配信されたものです。)
みなさん、こんにちは!ホーチミン在住のベトナム人 ICONIC のHanです。コラム 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」 では、ベトナムでの旅行やグルメ・文化・ショッピング・その他おもしろ情報を発信していきます。
みなさんはホーチミン市を観光する際に、どのエリアを見て回りますか。サイゴン大聖堂、サイゴン中央郵便局、ホーチミン市民劇場など有名な建築物が集中している1区を訪れるのではないでしょうか。もちろん1区は素敵なところですが、他のエリアにもおもしろい建築様式の建物がたくさんあります。今回は、2000年以上の歴史をもつホーチミン市の建築物において、フランス・中国・インドの3つの建築様式を説明するとともにその見どころをお伝えします。
ベトナム・フランス建築様式
ホーチミン市は長い歴史のなかで、幾度となく風雨や敵国からの攻撃にさらされてきました。現在は急速な発展を遂げていますが、今でも残るフランス様式の建築物は、そうした歴史の名残を感じさせてくれます。
かつて、フランスによってサイゴン(現在のホーチミン市)が占領がされた際、邸宅や教会、劇場といった多くの施設がフランスの影響下で建設されました。その後80年以上に渡り、フランス植民地時代が続いた結果、サイゴンは 「東洋のパリ」 と呼ばれるに至りました。
ホーチミン市は、今もなお多くの建築物がフランスの影響を受けており、東洋・西洋の建築様式を融合させた見事な景観となっています。その中でも代表的な建築物といえば、 サイゴン中央郵便局 、 ホーチミン市民劇場 、サイゴン大聖堂 、人民委員会庁舎 、 ホーチミン市美術博物館 、 ベンタイン市場 、 統一会堂 などが挙げられます。これらの建物は、時代の痕跡を感じさせるとともに、私たちベトナム人に感動を与えてくれます。それぞれの建物の特徴について詳しく見ていきましょう。
サイゴン中央郵便局
パリ公社(Công xã Paris)通り にある サイゴン中央郵便局 は、1886~1891年にかけて、フランス人建築家のVilledieuとFoulhoux助手によって建てられました。正面入口に掲げられた大きな時計が印象的で、建物内に入ると特徴的なアーチ型の天井が目を引きます。天井が高く風通しのよい空間に作られているので、観光の一休みに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
引用: infonet
本文の続きはこちら → VIETJO LIFE「第6回【異国情緒を味わう】ホーチミンの歴史を感じる建築巡りに出かけよう!」
コラム「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」の一覧はこちら → 「【日本人が知らない】ディープなベトナム案内」