- ReefShark技術採用の「AirScale」提供
- 大容量、低遅延、エネルギー効率を実現
- 台湾鴻海傘下の工場で生産、VNPTに出荷
フィンランドの通信機器大手ノキア(Nokia)は21日、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)の第5世代移動通信システム(5G)のインフラ整備向けに、リーフシャーク(ReefShark)技術を採用した次世代の5G対応携帯電話基地局装置「エアスケール(AirScale)」を提供すると発表した。
(C) tuoitre |
ReefShark技術を採用したAirScale 5G製品は、大容量、低遅延、エネルギー効率を実現し、最高のモバイルサービス品質と最適化されたパフォーマンスを確保できるとみられている。
ノキアがVNPTに提供するAirScale 5G製品は、東北部地方バクザン省にある電子機器受託生産(EMS)で世界最大手の台湾フォックスコン・テクノロジー・グループ(Foxconn Technology Group=鴻海)傘下の工場で生産され、VNPTに出荷される。
VNPTは2024年末までに5G基地局の数を3000か所に増やす計画だ。VNPT傘下のビナフォン(Vinaphone)は11月15日まで、5Gサービスの無料お試しキャンペーンを実施している。
なお、ノキアはVNPTだけでなく、国防省傘下の携帯通信大手ベトナム軍隊通信グループ(ベトテル=Viettel)にもAirScale 5G製品を提供する。