コーヒーチェーンを展開する韓国のザ・ベンティ(theVenti)はこのほど、ホーチミン市ビンタイン街区のグエンザーチー(Nguyen Gia Tri)通り162A番地に「ザ・ベンティ」のベトナム1号店をオープンした。同社の海外進出は、カナダに続く2か国目となる。

(C) ザ・ベンティ

　ベトナム1号店のあるグエンザーチー通りは、ホーチミン市技術大学(HUTECH)をはじめとした主要な大学やオフィスビル、大規模マンションなどがあり、若い会社員や学生、外国人居住者などが多い。このため若者をターゲットとした店舗が軒を連ねている。

　また、同社によると、ベトナムでは昨今、カフェのドリンクメニューが従来の練乳を入れたコーヒーからクリームを添えるなどしたデザートのようなコーヒーや、高級なお茶飲料などに拡大しているという。

　ザ・ベンティのベトナム1号店では、こうした地域的特性に合わせた個性的なメニューを提供していくとしている。

　韓国で多く飲まれている、香ばしいハトムギ茶をラテにした「ハトムギオーツラテ」のほか、ベトナム人の好みに合わせて開発した「パッションベルベットティー」や「パープル練乳ラテ」などを提供する。

　ザ・ベンティは、韓国で容量の多いコーヒーを合理的な価格で楽しめることで人気を集めているフランチャイズ(FC)チェーンだ。2025年に入り、加盟店は約1500店舗に達している。