ビッグマック指数、ベトナムドンは51.6%過小評価 25年7月

2025/07/18 06:25 JST配信
  • ビッグマックの価格比較で経済力を測る
  • 適正為替レートは1USD=1万2645.59VND
  • 14年2月時点でVNDは38.5%過小評価

 英国の経済専門誌「エコノミスト(The Economist)」が発表した2025年7月時点の「ビッグマック指数(The Big Mac index)」によると、VNDはUSDに対して51.6%過小評価されている。円はUSDに対して46.3%過小評価されている。

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 ビッグマック指数は、全世界のマクドナルドにおいてほぼ同一品質で販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる各国の経済力を測るための指数。「エコノミスト」が1986年9月に考案し、毎年2回ずつ発表している。

 ベトナムのビッグマック1個の価格は7万6000VND(約429円)。7月時点の為替レート1USD=2万6137.50VNDを適用すると、約2.91USDに相当する。一方、米国のビッグマックの価格は6.01USD(約889円)となっている。

 ビッグマック指数の根拠となる購買力平価(PPP)の考えに基づくと、為替レートはVNDがUSDに対して51.6%過小評価されていることを意味する。ビッグマック指数から算出した適正レートは1USD=1万2645.59VNDだという。

 なお、過去のビッグマック指数を見ると、マクドナルドのベトナム1号店がオープンした2014年2月時点でVNDはUSDに対して38.5%過小評価されていた。

[The Economist 16/07/2025, A]
※VIETJOは上記の各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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