- キンマー駅~ハノイ駅のトンネル掘削完了
- TBMの2号機「タオバオ」は掘削を継続中
- 工事パッケージCP03の完成率は72%
ハノイ市都市鉄道(メトロ)3号線(ニョン~ハノイ駅区間)の地下区間工事は1日、トンネル掘削機(Tunnel boring machines=TBM)の1号機「タントック(神速=Than Toc)」が同区間の終点であるS12駅(ハノイ駅)に到達した。
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タントックは、2024年7月30日にS9駅(キンマー駅)から掘削を開始し、S10駅(カットリン駅)、S11駅(バンミエウ駅)を経てS12駅まで到達した。これにより、同機は所定区間の掘削をすべて完了した。
施工中、タントックは計1720リングのトンネル覆工リング(セグメント)を構築し、地上の建築物や文化財に影響を与えることなく、安全基準と技術要件を満たして作業を進めた。
一方、TBMの2号機「タオバオ(大胆=Tao Bao)」は掘削を継続しており、現在S11駅付近まで進んでいる。同工事は、韓国の現代建設(ヒョンデE&C=Hyundai E&C)とイタリアのゲラ(Ghella)による共同企業体(Hyundai & Ghella)が請け負っているパッケージCP03(トンネルと地下駅)の一部。同パッケージの完成率は72%となっている。
メトロ3号線プロジェクトでは、地盤処理・地下工事に強みを持つ企業フェコン[FCN](FECON Corporation)が、ベトナム企業として唯一、TBMによる地下区間のトンネル掘削を担当し技術力を示した。同社はこれまでホーチミン市メトロ1号線(ベンタイン~スオイティエン間)で施工実績を重ねてきた。
メトロ3号線は全長12.5km、高架区間8.5km、地下区間4kmで、12駅(S1~S8駅の高架8駅、S9~S12駅の地下4駅)を設置する。高架区間は地下区間に先立ち、2024年11月に商業運行を開始した。





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