国際交流基金ベトナム日本文化交流センターは、ホーチミン市とハノイ市で10月31日(金)から12月22日(月)まで、「美しい東北の手仕事展」を巡回展示する。同展は在ホーチミン日本国総領事館との共催で、京都国立近代美術館主任研究員の松原龍一氏の監修によるもの。
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「美しい東北の手仕事展」は、2011年3月に発生した東日本大震災をきっかけに企画された。東北地方はこの災害により甚大な物的・人的被害を受け、ものづくりや手仕事の文化も同じく大きな打撃を受けた。
同展では、河井寛次郎、濱田庄司、芹沢けい介(「けい」は金偏に圭)、棟方志功ら民藝運動のメンバーの作品を含む、陶器、漆器、織物、金工、木工、竹細工などを展示。展示作品を通して、東北地方の様々な伝統の形や、伝統工芸に息づく同地方の高度な技術、日々の暮らしの中で古くから使われてきた工芸品の機能美を紹介する。
なお、同展の会期は、ホーチミン会場が10月31日(金)から11月10日(月)まで、ハノイ会場が12月13日(土)から12月22日(月)までとなっている。
<展覧会概要>
◇主催:国際交流基金ベトナム日本文化交流センター、在ホーチミン日本国総領事館
◇キュレーター:松原龍一(京都国立近代美術館 主任研究員)
◇入場料:無料
ホーチミン市
◇会期:10月31日(金)~11月10日(月)
◇開館時間:9:00~18:00(閉館日なし)
◇会場:ホーチミン市博物館展示ホール(Nha Trung bay Trien lam Thanh pho, 92 Le Thanh Ton St., Dist.1, Ho Chi Minh)
ハノイ市
◇会期:12月13日(土)~12月22日(月)
◇開館時間:8:30~16:45(閉館日なし)
◇会場:ベトナム美術博物館(Bao tang My thuat Viet Nam, 66 Nguyen Thai Hoc St., Ba Dinh Dist., Ha Noi)