澤田教一展、青森県立美術館で10月から―未発表写真多数

2016/10/01 06:06 JST配信

 青森県立美術館で10月8日(土)から12月11日(日)まで、ベトナム戦争の報道写真でピューリッツァー賞などを受賞した日本の報道写真家、澤田教一の展覧会「生誕80周年澤田教一:故郷と戦場(Sawada Kyoichi: From Home to Battle Zone)」が開催される。

(C) 青森県立美術館
(C) 青森県立美術館
(C) 青森県立美術館
(C) 青森県立美術館

 同館は2014年度より、澤田教一夫人の澤田サタ氏が所蔵していたオリジナルフィルムや電送写真原稿などの資料を寄託されている。今回の展覧会では、初期作品など未発表のカットを含む写真や資料300点余りを展示する。

 澤田教一は1936年青森県青森市生まれ。1961年にUPI通信社へ入社し、ベトナム戦争中の1965年にカメラマンとしてUPI通信社サイゴン支局へ赴任。同年9月、代表作「安全への逃避」を撮影した。その後もベトナム戦争激戦地での撮影を続けたが、カンボジア取材中の1970年10月にプノンペンで銃殺され、34歳で死去した。

 「安全への逃避」は、戦闘で故郷を追われ、川を渡って逃げる母子を撮影したもの。同館は今年3月、同作品のオリジナルネガフィルムが米国ペンシルバニア州ピッツバーグ近郊の地下収蔵庫に保管されていることを確認した。今回の展示会では、前後のカットと共に連続する3カットをパネルで紹介する。

 また、1966年にピュリッツァー賞を受賞した写真帳(「安全への逃避」など全28点)についても、現在同写真帳を保管するコロンビア大学から提供された高精細の画像をもとに複製したものを日本で初めて展示する。

 このほか、会期中は講演会や映画「SAWADAサワダ」(1997年)上映会、澤田教一展鑑賞ツアー、映画「ドゥンドット(焼いてはいけない)」(2009年)上映会、ベト風(かぜ)キッチン、ベトナム戦争解説など様々なイベントが開催される。

© Viet-jo.com 2002-2026 All Rights Reserved 利用規約 免責事項

この記事の関連ニュース

 北中部地方ハティン省ドゥックト郡ドゥックチャウ村出身の写真家チャン・トゥアン・ベトさんは、これま...

新着ニュース一覧

 北部地方バクニン省は、国内8番目となる中央直轄市への昇格を目指し、提案書の最終調整を進めている。...
 ハノイ市人民評議会都市委員会はこのほど、低排出ゾーン(LEZ)の対象となる環状1号線内の9つの街区にお...
 政府は、付加価値税(VAT)法の施行をガイダンスする政令第181号/2025/ND-CPの一部を改正・補足する政令...
慣れない海外生活、急病や事故
何かあってからでは遅い!
今すぐ保険加入【保険比較サイト】
 ホーチミン市の中心部には、築140年以上の給水塔が今も存在している。この建築物は、19世紀末にフラン...
 米国通商代表部(USTR)はこのほど、貿易相手国の知的財産権の保護と執行に関する「2026年版スペシャル30...
 インド海軍の艦艇「INSサガルドワニ(INS Sagardhwani)」が5日~8日の日程で、南中部地方カインホア省の...
 ホーチミン市人民裁判所は7日、麻薬の違法売買や所持の罪に問われていた麻薬ルート元締めのグエン・テ...
 「豚骨麺屋一番軒」や「肉汁餃子のダンダダン」などの飲食店運営や食品販売などを手掛ける株式会社ベス...
 企業のサステナビリティ経営を支援する株式会社ゼロボード(東京都港区)は、グリーン成長や持続可能な開...
 7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大型株の牽引により上昇し、史...
 トー・ラム書記長 兼 国家主席は5日から7日にかけてインドを国賓訪問し、ナレンドラ・モディ首相および...
 配車アプリを展開する地場Beグループ(Be Group)は、5月8日より各種サービスの料金を+2~11%引き上げる...
 インドネシアのフィンテック企業クレディボ(Kredivo)は6日、ベトナムのデジタル銀行ティモ(Timo)の買収...
 ベトナム国家銀行(中央銀行)によると、2025年末時点で15歳以上の国民の銀行口座保有率が約89%に達した...
 レ・ミン・フン首相はこのほど、戦略的技術および戦略的技術製品のリストを定めた決定第21号/2026/QD-T...
トップページに戻る