南中部沿岸地方クアンナム省ホイアン市の旧市街で8月9日(金)から11日(日)まで、日越文化交流イベント「ホイアン・日本祭り2019」が開催される。開幕式は9日の20時からアンホイ(An Hoi)像広場で行われる。
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今回で17回目を迎える「ホイアン・日本祭り」は2003年から毎年夏に開催されており、地元住民から観光客まで毎年延べ数万人が参加している。今回も野外ステージでの公演や浴衣の着付け、縁日など、日本色豊かな様々な催しが旧市街の各所で行われる。
今年も歌手の上野優華さんが「ホイアン日本祭り観光親善大使」に任命され、ステージで歌を披露する。上野さんのほか、日本の3人組ガールズユニット「kolme(コールミー)」やベトナム人歌手のドゥック・フック(Duc Phuc)さんらも出演する。
また、手工芸品の展示、絵画・写真の展覧会、書道、伝統芸能、ホイアンと日本の伝統スポーツ大会、よさこい、尺八演奏、コスプレショー、ランタン作り体験、折り紙体験などが予定されている。
このほかのイベントの目玉として、広南阮氏が現在のベトナム南部に築いた広南国(1558~1777年)の第2代君主グエン・フック・グエン(Nguyen Phuc Nguyen)の養女ゴック・ホア(Ngoc Hoa)と、朱印船の貿易商人でベトナムを訪れていた日本人の荒木宗太郎との結婚式も再現される。これは4年連続での開催となり、日時は10日と11日の16時30分から。
ゴック・ホアは1619年に荒木宗太郎のもとへ嫁ぎ、1620年に日本へ渡って「王加久戸売(わかくとめ)」の名で暮らしたとされる。日本では、ベトナムの踊りや料理を日本人に教えたほか、寺を建立するなどしていたという。