ホーチミン市には現在、空芯菜を水生栽培している地域が500ヘクタール以上あるが、そのうち115ヘクタールは農薬などで汚染されていることが分かった。170ヘクタールは安全性が確認され、230ヘクタールは安全に生産する条件を備えているが、20ヘクタールはさらに調査が必要だという。
ホーチミン市植物保護支局によると、同市の空芯菜水生栽培地域は北部や中部から移住した農民が、1ヘクタールあたり年間2000万~3000万ドン(約15万~23万円)で土地を借りている場合が多い。そのためできるだけ生産コストを下げようと、禁止されている農薬やまだ分解がすすんでいない有機肥料などを使用しており、その結果として栽培地域の汚染が進むという。
同支局はこうした状況を改善するため、汚染地域における空芯菜の水生栽培禁止措置や生産者への補助政策について、市が早急に検討するよう要請した。